「店舗を出したい。でも内装って、いくらかかるんだろう?」
この疑問、正直に言うとプロでも即答が難しいです。なぜなら、業種・立地・物件の状態で坪単価が2倍以上変わるから。でも、だからこそ「相場感」を知っておくことが大事なんです。
この記事では、東京で年間100件以上の内装工事を手がけるラポルタが、業種別の坪単価を包み隠さずお伝えします。「思ったより高かった」と後悔する前に、5分だけお付き合いください。
そもそも「坪単価」って何を含んでいるの?
まず、ここで躓く人が多い。坪単価とは「1坪(約3.3㎡)あたりの内装工事費用」のことです。
ただし、業者によって坪単価に含む範囲がバラバラなのが厄介なところ。
一般的に坪単価に含まれるもの:
- 内装デザイン・設計費
- 壁・床・天井の仕上げ工事
- 電気・照明工事
- 現場管理費
含まれないことが多いもの:
- 厨房設備(飲食店の場合)
- エアコン・空調設備
- 看板・サイン工事
- 家具・什器
ぶっちゃけ、「坪単価30万円」と言われても、含まれる範囲を確認しないと比較の意味がありません。見積書をもらったら、必ず「この坪単価には何が入っていますか?」と聞いてください。これだけで見積もりトラブルの8割は防げます。
【業種別】店舗内装工事の坪単価一覧
ここからが本題。ラポルタの施工実績と業界データをもとに、業種別の坪単価をまとめました。
| 業種 | スケルトンからの坪単価 | 居抜きの坪単価 | 特に費用がかかる部分 | |------|----------------------|---------------|-------------------| | 飲食店(カフェ・レストラン) | 30〜60万円/坪 | 15〜35万円/坪 | 厨房設備・給排水・ダクト | | 美容室・サロン | 25〜50万円/坪 | 15〜30万円/坪 | シャンプー台の給排水・鏡まわり | | クリニック・歯科 | 40〜70万円/坪 | 25〜50万円/坪 | 医療設備・感染対策動線・防音 | | オフィス | 15〜35万円/坪 | 8〜20万円/坪 | OAフロア・ネットワーク配線 | | 物販・アパレル | 15〜30万円/坪 | 10〜20万円/坪 | 照明演出・ディスプレイ什器 |
たとえば20坪の飲食店をスケルトンから作ると、内装だけで600万〜1,200万円。ここに厨房設備(200万〜500万円)を加えると、トータルで800万〜1,700万円になります。
高いと感じた人も多いと思います。でもこれが現実です。
クリニックが最も高くなるのは、医療法や保健所の基準を満たすための工事が必要だから。普通の内装に加えて、X線室の鉛防護やバリアフリー対応、感染対策の動線設計が入ってきます。
逆にオフィスは比較的シンプル。壁・床・天井と電気工事が中心なので、コストを抑えやすい業種です。
内装費用を抑える3つのコツ
「できるだけ安く」は誰でも思うこと。でも安くしすぎると後悔するのも事実。ここでは、品質を落とさずにコストを下げる方法を3つ紹介します。
コツ1:居抜き物件を徹底的に探す
これが最強の節約術。前のテナントの設備をそのまま使えるので、解体費と設備費が大幅に浮きます。
スケルトンと居抜きの差額は、飲食店で30〜50%、美容室で20〜40%ほど。20坪の飲食店なら、300万〜500万円の差が出ることも珍しくないです。
ただし注意点がひとつ。居抜きの設備が古すぎると、結局入れ替えになって「スケルトンのほうが安かった」なんてこともあります。契約前に必ず専門家に設備の状態を見てもらってください。
コツ2:お金をかける場所に優先順位をつける
全部を100点にしようとすると、予算は際限なく膨らみます。コンビニの棚みたいに、一等地は目立つ商品に譲るべき。
お金をかけるべき場所:
- ファサード(お店の顔。ここで8割の集客が決まる)
- 客席の照明と空調(居心地=リピート率)
- 水回り(飲食店ならトイレがきれいな店は信頼される)
節約してもいい場所:
- バックヤード・スタッフルーム
- 天井裏の仕上げ(見えないところ)
- 倉庫・収納スペース
正直に言うと、うちのお客さんでも最初は「全部こだわりたい」と言っていた人が、予算の現実を見てメリハリをつけた結果、満足度が上がったケースは山ほどあります。
コツ3:相見積もりは最低3社から取る
1社だけの見積もりで決めるのは、値札を見ずに買い物するようなもの。最低3社から相見積もりを取ってください。
ここで大事なのは、同じ条件で比較すること。A社は設計込み、B社は設計別だと比較になりません。図面と仕様書を統一して見積もりを依頼するのがポイントです。
ちなみに、極端に安い見積もりにも要注意。安い理由が「職人の質」や「手抜き工事」だと、オープン後に追加費用が発生します。安さと適正価格は違います。
失敗しない内装業者の選び方3つのポイント
費用の次に大事なのが、誰に頼むか。ここを間違えると、いくら予算があっても満足いく店舗にはなりません。
ポイント1:同じ業種の施工実績があるか
飲食店の内装と美容室の内装では、必要な知識がまったく違います。飲食店ならダクトの排気計算や保健所の検査基準、美容室ならシャンプー台の給排水やセット面の照明設計。
「内装工事ならなんでもやります」という業者より、「飲食店を年間○件やっています」と言える業者のほうが、後から追加工事が発生しにくいです。見積もり段階で「同業種の施工事例を見せてください」と必ず聞いてください。
ポイント2:設計と施工が一貫しているか
デザイン会社に設計を頼んで、別の施工会社に工事を依頼するパターンがあります。悪くはないけど、デザイナーの図面が現場で「これ、実際は施工できません」となるリスクがあるんです。
設計から施工まで一貫して対応できる会社なら、設計段階でコストと施工性を両立した提案ができます。「デザインは最高だけど予算オーバー」という悲劇を防げます。
ポイント3:アフターサポートの内容を確認する
オープンしてからが本番。照明が切れた、クロスが剥がれた、ドアの建て付けが悪い。こういう小さなトラブルは必ず起きます。
確認すべきは以下の3つ:
- 保証期間は何年か(最低1年、できれば2年以上)
- 緊急時の連絡先と対応スピード
- 定期点検のサービスがあるか
施工して終わりではなく、その後も付き合える業者を選んでください。
まとめ:店舗内装は「相場を知る」ことから始まる
店舗の内装工事は、業種によって坪単価15万円〜70万円と幅が広い世界です。
大事なのは3つ。
- 自分の業種の相場感を把握する
- 居抜き活用と優先順位で賢くコストを抑える
- 実績と体制で業者を選ぶ
ラポルタでは、店舗の内装工事について無料で相談を受け付けています。「自分の店はいくらぐらいかかるのか」「この物件で大丈夫か」、そんな段階からで構いません。
一緒に、あなたの理想の店舗を形にしましょう。
無料相談はこちら:03-6876-7749
お電話でもメールでも、お気軽にどうぞ。
