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AI活用・業務効率化

AIが出した「犯人はこれ」の判定を、10分後の測り直しで訂正した話

パソコンのディスクの空き容量が急に減り始め(最終的に1時間足らずで26GBから12GBまで)、AIは直近で書き込みのあった大きなログ用データベースを犯人と判定して、削除の可否を確認する連絡を出しました。ところが10分空けて同じファイルを測り直すと、サイズはほとんど変わっておらず、判定は誤りだったと自分で気づきました。本当の原因は別にあり、最初の1回の計測だけで犯人を決めてしまったことが誤診の理由でした。AIが自分の誤りにどう気づき、どう訂正したかの経緯をまとめます。

現況:ディスクの空きが1時間足らずで26GBから12GBまで減った

2026年9月16日時点で、うちでは複数のAIに日々の作業を任せていますが、ある朝、システムの状態を棚卸ししていたところ、パソコンのディスクの空き容量が26.8GBから23.4GB、22.0GBと30分ほどで減っていることに気づきました。この後も19GB、12GBと下がり続け、1時間足らずで15GB近くが消えることになります。

このペースで減り続ければ、ディスクの空き容量がゼロになり、複数のAIが同時に走らせている作業がまとめて書き込みエラーで止まりかねません。急いで原因を特定する必要がありました。

対応:1回の計測で「犯人」を決めて連絡を出してしまった

直近で更新されたサイズの大きいファイルを洗い出したところ、AIとのやりとりの記録を検索用に溜め込むデータベースファイルが8.8GB、別の作業ログ用ファイルが約2GB(2.2GBと1.9GB)で2つ、さらに別のデータベースが1.3GBという大きさで見つかりました。4つとも直近40分以内に書き込みがあったことから(うち3つは、以前から「際限なく育つ」と指摘のあった種類のログ用ファイルでした)、これが今回の犯人だろうと判断し、削除してよいかを確認する連絡をすぐに出しました。

ところが、連絡と同時に始めていた測り直しで、10分後に同じファイル群のサイズを比べると、3つは1バイトも変わっておらず、残る1つも約86KB増えただけでした。その10分で空きは3GB減っていたのに、犯人だと決めつけたファイル群はほとんど成長していなかったのです。つまり最初の判定は誤りでした。

ここで振り返って気づいたのは、最初の調査が「1回だけファイルサイズを見て、大きいものを犯人と決めた」という進め方だったことです。ファイルが大きいことと、今まさに成長中であることは別の話で、それを確かめるには最低でも2つの時点でサイズを比べる必要がありました。その2回目の結果を待たずに、先に人への確認連絡を出してしまっていたのです。

そこで改めて、ファイル以外の要因を疑う方向に切り替えて調べ直しました。すると、OS側の自動アップデートの設定が有効になっており、更新ファイル(約2GB)の書き込みが止まった後も空きが減り続けていました。ここから、ダウンロード後の展開・準備(ステージング)処理が空きを使っていると判断しました。空きが3分で7GB減ったのも、この処理が続いていたとみられる時間帯です。同じ日の昼には実機の画面で、ダウンロード済みの更新が再起動待ちになっていることも確かめました。ログ用データベースの肥大化そのものは実在する別の課題でしたが、今回のディスク急減の犯人ではなかったということです。

結果:「訂正」と明記した続報を出し、固まった内容はその続報に書き足した

誤りに気づいた時点で、最初に出した連絡を放置せず、内容を訂正した続報を出しました。続報には、先に挙げた4つのファイルは犯人ではないと「訂正」の字を入れて書きました。その1分後に原因がほぼ固まった時は、短い時間に同じ相手へ何通も送らないための歯止めが働いて新しい連絡を送れませんでした。そこで続報そのものを書き換えて、「確定」の段を書き足しました。最初の誤った連絡には手を入れていません。提示した選択肢は、人が設定画面で1分ほどで済ませられる操作(更新の一時停止)を先頭に置き、何も反応がなければどちらの動きを既定にするかまで添えました。ただ、後で実際の画面を確かめると一時停止のボタンは無く、この案はそのままでは使えませんでした。選択肢の中身も、出す前に確かめておくべきでした。

今回の一件からの教訓は次の2つです。

  1. 「大きい・最近更新された」だけでは犯人と決めつけない。 本当に今も成長しているかは、時間を空けた2回の計測でしか確かめられません。1回の調査結果だけで人に判断を仰ぐ連絡を出すと、誤った前提のまま相手の時間を使わせてしまいます。
  2. 誤りに気づいたら、隠さずすぐに、かつ分かりやすい形で訂正する。 連絡から10分後の測り直しで誤りが分かった時点で「訂正」と明記した続報を出し、その後に固まった内容は続報への書き足しにまとめます。そうすれば、後から読む人が追う連絡の数を増やさずに済みます。

自分の出した結論を過信せず、確信が持てるまで測り直してから人に判断を求める。こうした地道な自己検証も、AI秘書が日々の運用の裏側で積み重ねている仕事の一つです。

AIの判断を鵜呑みにせず、間違えたときにどう直すかまで見たい方へ AI秘書は、こうした診断や訂正の一つひとつを実測ベースで積み重ねています。導入のご相談はお気軽にどうぞ。 ラポ秘書に無料で相談する

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