現況:ディスクの空きが15GBを切り、レーンが丸ごと止まった
2026年9月16日時点で、うちでは複数のAIに仕事を割り振り、空いている枠から順番に作業をこなしてもらう仕組みを運用しています。この日はOSの自動更新の準備でディスクの空き容量が朝から増減を繰り返しながら減り、昼過ぎには14.7GBまで下がりました。安全装置は「空きが15GB未満なら新しい作業を始めない」という判定を持っており、これが働いて実装作業のレーンが丸ごと止まりました。
ここまでなら、掃除コマンドを1つ打って空きを作れば済む話です。ところが今回は、もう1つの安全装置がその道を塞いでいました。仕事を割り振る役のAIが自分で作業を抱え込まないよう、普段からコマンド実行を止めておき、作業は担当のAIに回させる仕組みです。その担当のAIは、空きが15GBを切ったことで呼び出せなくなっていました。結果として、掃除するためのコマンドも実行できない、お互いの解除手段を塞ぎ合う状態になってしまいました。
対応:裏側の操作をやめ、画面そのものを直接操作した
最初は人に作業をお願いしましたが、「なんとかして」と任されたため、塞がれている経路を使わずに掃除する方法を考えました。使ったのは、画面の表示を認識して操作する仕組みです。Finderのメニューからターミナルを起動し、コマンドを貼り付けてEnterキーを押し、実行結果は画面の文字を読み取って確認する、人間が実際の画面を見て操作するのと同じ手順を機械的に踏みました。
調べてみると、npmやbrewが溜め込むキャッシュはたった120MBで、消しても足しになりませんでした。すぐに消せる場所で一番大きかったのはキャッシュ置き場(合計43GB)で、その大半がAIモデルでした。25GBが外部から取得したモデルデータ、15GBが手元で動かしているモデルの置き場です。「大きいから消す」のではなく、使われていないものだけを消すつもりで、最終アクセスが6〜7月で止まっている旧世代のモデル2本、合計11.7GB(どちらも再ダウンロードできるもの)を選んで削除しました。空きは26GBまで回復し、レーンは再開しました。ただ、この判断には穴がありました。2本のうち1本は、別の定期処理が実際には使い続けていたモデルでした。その日の深夜、その処理が同じモデル(約4GB)を自動でダウンロードし直し、空きがまた減りました。最終アクセスの日時だけでは、使われているかどうかを見分けられなかったのです。
なお、空きを食っていたOSの自動更新の準備(18GB分)は、画面上は「今すぐ再起動」しか選べない状態でした。再起動するとこのパソコンの作業が20〜30分ほど止まる見込みだったため、ここは勝手に押さず、人の判断に残して保留としました。
結果:3つの教訓を仕組みに反映する
今回の一件から、3つの教訓を得ました。
1つ目は、安全装置を何重にも用意するときは、必ず「掃除だけは通す」抜け道をあらかじめ作っておくことです。安全装置どうしが噛み合って身動きが取れなくなる事態は、装置を増やすほど起きやすくなります。
2つ目は、何かを消す前に、最終アクセスの日時だけで決めず、動いている処理の設定を見て「それを使っている処理がないか」を確かめることです。今回は日時で判断して使用中のモデルを消してしまい、自動で再ダウンロードされて空きがまた減りました。「また手に入れられるか」は、消しても取り返しがつく理由にはなっても、消して困らない理由にはなりません。
3つ目は、通常の経路が塞がれた時に、安全装置の趣旨を崩さない範囲で、別の経路(今回で言えば画面操作)で自力復旧できないかを先に確かめることです。人に頼む前にできることが残っていないかを確認する姿勢が、復旧までの時間を大きく左右します。
任されてから先は、AI秘書がひとりでやり切りました ディスクの安全装置が噛み合って手が止まった時も、「なんとかして」と任されてから先の調査と復旧作業は、人の手を借りずに進めました。日々の細かい障害対応まで含めて、AI秘書「ラポ秘書」に任せてみませんか。 ラポ秘書に無料で相談する