GW明け、「このオフィスもう限界だな」と思ったあなたへ
連休中に久しぶりにゆっくり過ごして、休み明けに出社した瞬間——「なんかこのオフィス、狭くない?」と感じたこと、ありませんか。
実はこれ、毎年5月に僕のところへ来る相談の定番パターンです。ラポルタでは年間を通してオフィスの内装工事を手がけていますが、5月の相談件数は3月の約1.8倍に跳ね上がります。連休で頭がリセットされて、「今のワークスペースを変えたい」というスイッチが入るんだと思います。
今日は、GW明けに増えるオフィス移転や改装の相談の中身と、費用・工期のリアルな話をします。
GW後に急増する相談内容
5月に多いのは、大きく分けて3パターンです。
- 「人が増えて席が足りない」——4月の新年度で採用した結果、物理的に限界になるケース。移転を検討する企業が一番多い時期です
- 「古いままのオフィスで採用負けしてる」——面接に来た候補者の反応が悪い、と気づいて改装を考え始めるパターン
- 「テレワークとの併用で、今のレイアウトが合わない」——出社率50%なのに全員分の固定席がある、みたいな非効率
正直に言うと、この3つは全部つながっています。ワークスペースの使い方を見直すだけで、増床しなくても解決することが多い。30坪のオフィスでも、フリーアドレス化と集中ブースの設置で実質40坪分の機能を持たせた事例もあります。
移転と改装、どちらが正解かは状況次第ですが、まずは今の場所でできることを洗い出すのが鉄則。引っ越すだけで数百万円かかるので、リフォームで済むならそれに越したことはありません。
費用の目安
ここが一番気になるところだと思うので、ストレートに書きます。
| 工事の種類 | 坪単価の目安 | 30坪の場合 | |---|---|---| | 壁紙・床の張替え中心 | 15〜25万円 | 450〜750万円 | | レイアウト変更+設備一部移設 | 25〜35万円 | 750〜1,050万円 | | フルリノベーション | 35〜50万円 | 1,050〜1,500万円 |
ぶっちゃけ、この表だけ見て「高い」と思った方もいると思います。でもオフィスの内装は什器や家具を含まない純粋な工事費でこの金額です。什器込みだともう少し上がる。
逆に言えば、既存の什器を活かすだけで200〜300万円は浮きます。うちでは最初の現地調査で「使えるもの・買い替えるもの」を分けて、無駄な出費を減らす提案をしています。
ワークスペースのリフォームは「全取っ替え」だけが選択肢じゃありません。壁を増やして会議室を1つ作るだけなら坪10万円以下で済むこともある。
過去に失敗したのは、お客さんの「全部新しくしたい」を鵜呑みにして見積もりを出したとき。蓋を開けてみたら予算オーバーで計画が止まってしまった。それ以来、最初に「絶対やりたいこと」と「できればやりたいこと」を分けてもらうようにしています。これだけで改装の話がスムーズに進みます。
工期短縮のコツ
オフィス工事で一番聞かれるのが「営業しながらできますか?」という質問。答えはケースバイケースですが、工期を2週間短縮するために僕がいつもやっていることを3つ共有します。
1. 現地調査の前に平面図を送ってもらう
図面があるだけで初回の打ち合わせ密度が全然違います。管理会社に言えばもらえることが多いので、相談前に手元に用意しておくと話が早い。
2. 夜間・週末工事を組み合わせる
営業時間外に騒音の出る作業を集中させます。近隣テナントへの挨拶は僕らがやるので、そこは丸投げしてもらって大丈夫です。平日夜と土曜を使えば、通常6週間の工事が4週間で終わることもあります。
3. 発注のタイミングを逆算する
建材や什器は物によって納期が全然違います。輸入タイルは8週間、国産クロスなら3日。先に納期の長いものから発注をかけて、工事のスケジュールと合わせる。ここを間違えると「材料待ち」で現場が止まります。
まとめ
GW明けの「このオフィス変えたい」は、思いつきじゃなくて本当のニーズです。その感覚を大事にしてほしい。
移転するか、今のオフィスをリフォームするか——どちらを選ぶにしても、5月中に動き出せば7〜8月の閑散期に工事を入れられます。繁忙期を避けるだけで職人の手配もスムーズだし、結果的にコストも抑えられます。
まずは今のオフィスの図面を引っ張り出して、「ここが不満」を書き出すところから始めてみてください。それだけで相談の質がぐっと上がります。
もちろん「何から手をつければいいかわからない」でも全然OK。一緒に整理するところから付き合いますので、気軽に声をかけてください。
