GW明け、「このオフィスじゃもう無理だ」と気づいた人へ
連休中に静まり返ったオフィスに出社して、ふと思ったことはありませんか。
「この会議室、いつも足りないよな」「エントランスが古くて、採用面接のたびに気まずい」——正直に言うと、うちに来るオフィス改装の相談の約4割がゴールデンウィーク明けの5月に集中しています。年間で一番多い。去年は5月だけで17件の問い合わせがありました。
連休で頭がリセットされて、「今のワークスペースのままじゃダメだ」と動き出す人が多いんですよね。
GW後に急増する相談内容
5月に届く相談を分類すると、だいたいこの3パターンです。
- 移転先の原状回復+新オフィスの内装を同時にやりたい(全体の約5割)
- 今のオフィスのまま間仕切りを変えて、会議室を増やしたい(約3割)
- エントランスや受付だけリフォームしたい(約2割)
特に多いのが1つ目。移転と内装を別々の業者に頼んで、スケジュールが噛み合わずに入居が2週間遅れた——そんな失敗談を聞いて「一括で頼める会社を探してます」と来るケースです。
ぶっちゃけ、分離発注のほうがコストは下がることもあります。でも工期管理の手間とリスクを考えると、30坪以下のオフィスなら一括のほうが結果的に安くつくことが多い。
費用の目安
「で、改装にいくらかかるの?」が一番聞きたいところだと思うので、先に数字を出します。
| 工事内容 | 坪単価の目安 | 30坪オフィスの場合 | |---|---|---| | 壁紙・床の張替え中心 | 8〜15万円/坪 | 240〜450万円 | | 間仕切り変更+電気工事 | 20〜35万円/坪 | 600〜1,050万円 | | フルリノベーション | 40〜60万円/坪 | 1,200〜1,800万円 |
実は、同じ「間仕切り変更」でも、既存の軽量鉄骨(LGS)を活かせるかどうかで費用が150〜200万円変わります。現地調査で骨組みの状態を確認しないと正確な金額は出せない。ネットの概算だけで予算を組むと、だいたい2割くらいズレます。
うちも過去に、見積もりの段階で「LGS再利用できますよ」と言って、解体してみたら錆がひどくて全取替えになったことがあります。あの時はお客さんに追加費用の説明をするのが本当にしんどかった。それ以来、見積もり前の現調では天井裏まで必ず確認するようにしています。
ワークスペースを変えると何が変わるか
「費用はわかった、でもそこまでかけて本当に意味あるの?」と思う方もいるはず。
正直に言うと、ワークスペースのリフォームで一番効果が出るのは採用と離職率です。うちのクライアントで、エントランスと執務エリアを改装した30人規模のIT企業がありました。施工後の半年で応募数が1.4倍になり、面接辞退率が下がったそうです。求職者は面接で初めてオフィスに来るので、第一印象がそのまま志望度に直結する。
あとは会議室の防音リフォーム。隣の会議室の声が筒抜けで、機密性の高い商談ができないという相談も増えています。グラスウール充填と遮音シートの追加で、坪あたり3〜5万円の追加費用で解決できることがほとんどです。
工期短縮のコツ
オフィス工事で一番怖いのは「入居日に間に合わない」こと。家賃は移転先と現オフィスの二重払いになるし、社員の業務にも影響が出る。
工期を縮めるために、うちが実際にやっていることを3つ紹介します。
- 什器の先行発注を1ヶ月前に始める。 造作家具やオーダーデスクは納期が3〜4週間かかる。工事と並行して製作を進めれば、完工後すぐに搬入できます
- 電気・通信工事を初日に集中させる。 配線が終わらないと壁を閉じられない。初日に電気屋さんを入れるだけで、全体の工期が3〜5日縮まります
- 仕上げ材のサンプル確認は契約前に済ませる。 「やっぱりこっちの色にしたい」が工事中に出ると、材料の再手配で1週間ロスする。これが一番多い遅延原因です
この3つを徹底するだけで、30坪のオフィスなら工期を約2週間短縮できた実績があります。
まとめ
GW明けのこの時期は、オフィスを見直す絶好のタイミングです。物件の空きも5〜6月は比較的多いし、年末の繁忙期に比べて職人の手配もしやすい。
「まだ移転するか決めてない」「費用感だけ知りたい」——その段階で全然OKです。現地を見ないと正確な話はできないので、まずは気軽に相談してください。一緒にいいオフィス作りましょう。
