GW明け、「このオフィスじゃもう無理だ」と思ったあなたへ
連休中に久しぶりに家でゆっくり過ごして、連休明けにオフィスに出社した瞬間、妙な違和感を覚えたことはありませんか。
「なんかこのオフィス、狭くない?」「会議室、足りてなくない?」——正直に言うと、毎年5月の第2週から僕たちのもとに届く相談の約4割がこの「連休明けの気づき」がきっかけです。
内装工事の会社を15年やってきて断言します。GW明けは、オフィス移転・改装を動かすベストタイミングのひとつです。
GW後に急増する相談内容
5月に入って増える相談には、はっきりした傾向があります。
- 「人が増えて席が足りない」——採用が進んだ4月の結果が、連休明けに表面化する
- 「ワークスペースがハイブリッドワークに合っていない」——出社組とリモート組でスペースの使い方がバラバラで、今のワークスペースでは集中ブースもWeb会議用の個室も足りない
- 「来客スペースが恥ずかしい」——取引先を呼ぶたびに気になっていたのが、連休で決心に変わる
実は去年、ある渋谷のIT企業さんから「GW中にSlackで"オフィスどうにかしよう"スレが120件溜まってました」と連絡をもらいました。社員20人の会社で120件。それくらい、連休は「普段我慢していること」が噴き出すタイミングなんです。
ぶっちゃけ、秋の繁忙期(9〜11月)に駆け込むより、5〜6月に動き出した方が職人の手配も取りやすい。ここが最大のメリットです。
費用の目安
「で、いくらかかるの?」が一番気になるところですよね。ざっくりですが、オフィスのリフォーム・改装費用はこんな感じです。
| 工事内容 | 坪単価の目安 | 30坪オフィスの場合 | |---|---|---| | 原状回復+簡易リフレッシュ | 8万〜15万円 | 240万〜450万円 | | レイアウト変更+内装一新 | 15万〜30万円 | 450万〜900万円 | | フルスケルトンからの造作 | 30万〜50万円 | 900万〜1,500万円 |
正直に言うと、ネットで「坪単価10万円〜」みたいな数字をよく見ますが、あれは本当に最低限の話です。照明計画やOAフロア、空調の移設まで入れると坪20万円前後が現実的なラインになることが多い。
僕自身、独立したての頃に「安く見せたい」と思って低い見積りを出して、結局追加工事が膨らんでお客さんに迷惑をかけたことがあります。あの失敗から、最初の段階で「ここまでやるといくら」「ここを削るといくら」を全部テーブルに並べるようにしました。
リフォーム費用を抑えるポイントを3つだけ。
- 居抜き物件を選ぶ——前テナントの造作を活かせば、内装費が3〜4割浮く
- 什器はリユース品を混ぜる——デスク・チェアだけで100万円以上変わることがある
- 設計と施工をワンストップで頼む——設計事務所→施工会社の伝言ゲームがなくなるだけで、手戻りが減って結果的に安くなる
工期短縮のコツ
「7月に新オフィスで動きたい」。この時期、一番多いリクエストです。30坪のオフィスなら、通常は設計2週間+施工4週間で約6週間。ただ、やり方次第で2週間は縮められます。
縮められる部分:
- 意思決定を早くする——床材・壁紙のサンプルを事前に絞っておく。ここで1週間ロスする会社が本当に多い
- 設計と並行してビル管理会社へ申請を出す——工事届の承認待ちは意外と時間がかかる。設計が8割固まった段階で先に動く
- 造作家具を減らしてシステム家具に切り替える——オーダー家具は納期3〜4週間。既製品なら1週間で届く
逆に、絶対に削ってはいけないのが電気・空調の事前調査。ここを飛ばすと施工中に「ブレーカー容量が足りない」みたいな爆弾が出てきて、かえって2週間遅れます。去年だけで3件、この手の「急がば回れ」案件に遭遇しました。
まとめ
GW明けの「このオフィス、なんか違う」は、気のせいじゃありません。むしろ、そのモヤモヤは正しい。
- 5〜6月は職人が比較的空いていて、ワークスペースのリフォームに動きやすい
- 30坪のオフィス改装なら450万〜900万円が現実的な相場
- 段取り次第で工期は6週間→4週間に圧縮できる
「まだ物件も決まってないんだけど」「予算感がまったくわからない」——全然OKです。むしろその段階で相談してもらった方が、選択肢が広い分うまくいきます。
オフィスの空気が変わると、チームの動きも変わる。これは15年やってきて、何度も目の当たりにしてきた事実です。
まずは「こんな感じにしたい」のイメージだけ持って、気軽に声をかけてください。一緒に、働く場所から変えていきましょう。
