カビ取り剤、今年で何本目ですか?毎年戻ってくるカビは「掃除」じゃ終わらない
梅雨が来るたびに、お風呂のゴムパッキンが黒くなる。塩素系のカビ取り剤を吹きかけて、しばらくはキレイになる。で、また黒くなる。
この無限ループ、心当たりありませんか?
正直に言うと、表面に見えているカビは氷山の一角です。私たちが世田谷区や目黒区で水廻りのリフォームをやっていて、壁を剥がした瞬間に「うわ…」となる現場、年に10件以上あります。表はキレイなのに、下地の石膏ボードが真っ黒。こうなると、どれだけ掃除しても再発します。
今日は、カビが繰り返す本当の原因と、内装リフォームで根本から断つ方法、そして気になる費用まで全部書きます。
カビが繰り返す本当の原因
カビが生える条件は3つ。湿度70%以上、温度20〜30度、栄養(皮脂や石鹸カス)。梅雨はこの3条件が全部そろう最悪のシーズンです。
ただ、ここで大事なのは「なぜおたくのお風呂だけ毎年ひどいのか」という話。原因はだいたいこの3つに絞られます。
- 下地まで水が回っている:タイル目地のひび割れやコーキングの劣化から、壁の中に水が侵入。下地材がカビの培養地になっている状態です。表面を掃除しても、内側から菌糸が戻ってきます
- 換気が機能していない:築20年前後の物件だと、換気扇の風量が落ちていたり、そもそも24時間換気がない設計だったり。湿気が抜けきらないまま朝を迎えます
- 素材がカビに弱い:昔ながらのタイル+目地、ビニールクロスの天井。目地は水を吸うし、クロスの裏は結露します
ぶっちゃけ、この状態で防カビ剤を塗るのは、雨漏りしてる家で床だけ拭いてるのと同じです。元栓を締めないと終わらない。
トイレも同じ構造です。便器の裏や床の隅が黒ずむのは、温水洗浄便座まわりの結露と、クッションフロアの継ぎ目から染みた水分が原因のことが多い。
改修工事の選択肢
じゃあどうするか。予算と症状に合わせて、リフォームの選択肢は大きく3段階あります。
① 部分改修(軽症向け)
コーキングの打ち替え、防カビ仕様のパネルを既存タイルの上に貼る「アドバンス工法」、換気扇の交換。工期は1〜2日。
実は、換気扇を最新の24時間換気タイプに替えるだけで劇的に変わるケースがあります。以前、世田谷の築18年マンションで換気扇交換+コーキング打ち替えだけやったお宅は、翌年の梅雨「カビ取り剤を1回も使わなかった」と連絡をくれました。
② 表層リニューアル(中症向け)
壁・天井・床の表面材を一新。お風呂ならバスパネル+防カビ天井材、トイレなら抗菌クッションフロア+耐水パネルクロス。工期は2〜4日。
見た目も新品同様になるので、「カビ対策ついでにキレイにしたい」という方にはコスパが一番いいゾーンです。
③ 全面改修(重症向け)
下地が黒くなっていたら、ここしかありません。既存を解体して、下地から作り直してユニットバス交換。トイレなら床下地の合板から交換します。工期は4〜7日。
失敗談をひとつ。開業当初、お客様の予算に合わせて「下地は怪しいけど表層だけで」とやったことがあります。結果、2年でカビ再発。結局やり直しになって、お客様の総額は最初から全面でやるより20万円以上高くつきました。それ以来、下地が傷んでいる場合は正直にそう伝えて、中途半端な工事は受けない方針にしています。
費用比較
世田谷・目黒エリアでの当社実績ベースの相場です。
| 工事内容 | 費用目安 | 工期 | |---|---|---| | コーキング打ち替え+換気扇交換 | 8万〜15万円 | 1日 | | 浴室パネル工法(表層リニューアル) | 25万〜45万円 | 2〜3日 | | ユニットバス交換(全面) | 80万〜150万円 | 4〜5日 | | トイレ内装一新(床・壁・天井) | 12万〜25万円 | 1〜2日 | | トイレ全面(便器交換含む) | 30万〜60万円 | 2〜3日 |
ポイントは3つ。
- 換気扇交換は単体だと割高。他の工事と同時なら2〜3万円で済むことが多いです
- マンションは管理規約の確認が必須。リフォームの工事申請に2週間かかる物件もあるので、梅雨前に終わらせたいなら逆算を
- 見積もりは「下地確認込みか」を必ず聞く。開けてみたら追加費用、が水廻りで一番多いトラブルです。当社は事前調査の段階で追加リスクを金額レンジで提示しています
まとめ:今年の梅雨を「最後のカビとの戦い」にする
カビ取り剤との戦いは、原因を断たない限り毎年続きます。
- 表面のカビ → 掃除で対応できる
- 繰り返すカビ → 下地・換気・素材のどれかに原因がある
- 黒い点が目地の奥やパッキンの内側にある → 内装改修のサイン
正直、部分改修の8万円で済む段階と、全面改修の100万円コースの分かれ目は「気づいてから動くまでの早さ」です。
あなたのお風呂、今どの段階ですか?
現地調査とお見積もりは無料です。「うちはまだ部分でいけるのか、もう全面なのか」だけでも判断材料になるはず。写真を送ってもらえればざっくり診断もできます。今年の梅雨を最後にしましょう。まずは気軽に相談してください。
